雀荘業界

雀荘業界の求人事情

先日、とある麻雀業界関係者に話を伺う機会があった。
その方は雀荘経営にはタッチしてはいないが、複数の経営者とつながりがあり、話の信憑性は高いと思われる。

いわく雀荘業界の人手不足は深刻で、そのことが原因で廃業する店舗がほどなく出てくるであろう、とのことである。
人手不足は雀荘に限った話ではないので、そのときは「そんなものですか」などと受け流していたが、後に考え直してみると雀荘独自の理由があるのではないかと思えてきた。

その前に、求人をめぐる概況を考えてみよう。
2014年11月以降、有効求人倍率は1倍を超えて、今年に入っても上昇傾向である。おおざっぱにいうと「アベノミクス」による景気回復の効果だろう。おもに飲食・運送・建設などの業界で人手が不足し、2020年のオリンピックのインフラ整備までこの傾向がつづくとみられているようだ。

人手が足りないなら、従業員の賃金は上がるはずだ。待遇を改善しなければ人が集まらないのだから、当然だ。しかし自分の周りでも給料が上がった人の話はあまり聞かない。実際実質賃金は前年比マイナスである。むしろ下がっているのだ。これはなぜか?これに対する答は、「非正規社員が増えて労働人口が流動化したため、雇用は増えたが実質賃金は上がらない」とい
うことのようだ。

話を元に戻そう。雀荘業界に限っては先述したような話以前の問題が大きい。

働く側から見た雀荘業界は、かなり異様に見えるのではないか。
なにしろ「お客と金銭を賭けて麻雀を打つのが業務内容」「業務として麻雀を打つ時のゲーム代は自腹」「勝ち負けの金銭負担も自腹」「深夜勤務当たり前、ただし割り増し手当てとかは知らんからね」というのが常態化しているのだから、この条件で働きたいと思う人がなかなか見つからないのは当然といえば当然だろう。

なにしろ、少し麻雀に負け続けたら給料を前借りするハメになってしまうのだ。働いているはずが借金を背負うことになった、などというケースも多々あろう。
雀荘経営者は人手不足云々の前に、労働条件を考え直すべきではないか。
もっとも、大手チェーン店などはゲーム代バックや深夜手当てなどは大分改善されているようではある。この点でも、昔ながらの個人店とチェーン店では一線を画されている。

条件面以外にも、働く側から見た雀荘業界には大きな壁がある。
そもそも「お客と金銭を賭けて麻雀を打つ」こと自体が違法行為であるということである。お金を賭けることが正しいか悪いかではない。現在の法律には反する行為だということは、そこで働く人に少なからず抵抗を覚えさせるには十分であろう。

私の結論は次のとおりである。

人手不足が叫ばれている世の中で、運が悪ければ手が後ろに回るような労働環境で働こうという人は皆無であろう。賃金を上げることで、いくらか改善の余地はあるかもしれないが本質的な解決にはならない。法律が改正されて、レートの乗った麻雀が合法化されるか、ノーレート店に鞍替えするかの二つに一つ。選択肢は、このどちらかしかないのではないか。

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国士無双

2015-10-20 | Posted in よもやま, 雀荘業界No Comments » 

 

介護と麻雀の裏事情

少し前に“カジノ型介護施設”を神戸市が規制するというニュースがありましたが、兵庫県でも同様に可決されました。

(以下MBSニュースより引用)
“カジノ型”介護規制条例可決 神戸市に続き兵庫県も
パチンコなどの遊技を主なサービス内容とするカジノ型介護施設を規制する条例案が、神戸市議会に続き、兵庫県議会でも可決されました。
カジノ型デイサービスは、パチンコやマージャンなどの遊技を主なサービス内容として提供する高齢者向けの介護施設で、神戸市議会では先月、ギャンブル依存につながる恐れもあるとして、規制する条例が成立しました。
兵庫県でも県内でこうした施設が新設される動きがあったことから、知事が規制する方針を示していました。
10月9日午前成立した条例改正案では、デイサービスのほか特別養護老人ホームなども対象にしていて、カジノ型だと判断されれば県が指導を行い、従わない場合は介護事業所の指定を取り消すということです。
都道府県としては全国初の規制で、新しい条例は今月13日に施行されます。(引用ここまで)

個人的には、麻雀とパチンコはまったく違う種目だと思うのですがそれはそれとして。最近NPOで働いている人の話を聞くことがありました。

ものすごく端的に言うと、デイサービス型介護施設には高齢者は通わなければならないのですが、なにかしらのアミューズメントを用意しないと施設に来てもらえないという事情があるようです。

当然、利用者がいないと施設としての存在価値が疑問視されてしまいます。そこで苦肉の策として“カジノ型”デイサービスというものが生まれた、といえそうです。

要するにニーズがないところに設備を維持させようとするために、このようなサービスが出来たというのが真相なのです。

麻雀が高齢者の認知症防止によいことは、多くの医師が認めているところです。高齢者向けの麻雀教室も増加の一途をたどっています。デイサービスとは施設に通ってもらうことを前提としていますが、そもそも通うことが出来るなら介護を受ける必要はあるのでしょうか。

介護に掛かる保険料は増加するばかりなのですから、必要か否かが不明な施設に予算を割くのはやめてしまうのがよいかと、私は思います。麻雀を楽しみたい高齢者たちは麻雀教室に通えば、八方丸くおさまるのではないでしょうか。パチンコなどは近年はゲームセンターで遊ぶこともできることですし。国の予算の使い方には慎重になってもらいたいものです。

2015-10-19 | Posted in よもやま, 雀荘業界No Comments » 

 

続・雀荘業界の未来

なぜか、「雀荘業界の未来」の記事がよく読まれているので、味をしめたわけではないがもう少し掘り下げて考えてみようと思う。

繰り返すと筆者の結論は「レートの放棄」である。
賭け麻雀自体を否定はしていない。賭けたい人が賭けるのは自由である。
いけないのは業界自体が「賭け麻雀」を暗黙の了解としている点である。

口先では「麻雀のイメージを良くしたい」と言っておきながら、やっていることは違法行為である。
これではイメージが良くなるわけはないではないか。

「賭け麻雀」を排除することによって、一部の客は離れるかもしれない。

しかし、さらに多くの市場を開拓しようとするならばこの点は避けては通れない。これが筆者の主張である。

なぜ「レートの放棄」が必要なのか。理由はおもに2つ。
ひとつは「市場の変化」である。
現在、雀荘の数は減る一方である。お店も減っているし、お客さんも減っている。
「娯楽の多様化」であったり「可処分所得の低下」であったり、理由はさまざまあろうが「お金を賭けて麻雀を打つ人が減っている」のは事実である。

一方で、カルチャースクールや麻雀教室は盛況である。
「麻雀を覚えたい人、打ちたい人は増えている」のである。
一方は斜陽、一方は伸張、需給関係から言ってどちらに将来性があるかは明白だと思うのだが、どうだろうか。

もうひとつの理由は「市場の拡張性」である。
「麻雀は賭博ではない」ことが定着することのメリットは多大である。
敷居が低くなることで、参入するプレイヤーが増えるのはもちろんのこと、賞金額の大きい大会も開くことが可能になるやもしれない。小中高校の部活動に取り入れられもするだろう。裾野が広がることによって、魅力的なスター選手が発掘されるかもしれない。

多分に筆者の妄想が含まれてはいるが、私はこれらがすべて夢物語だとは思わない。
むしろこんなことすら実現しないのならば、もはや麻雀に未来はないと考えている。

そしてそれを阻んでいるのが「賭博麻雀」なのだ。
レートの存在がいかに麻雀に不利益をもたらしているか、お分かりいただけるだろうか。

一方、レートを放棄することのデメリットについても考えてみよう。
これは一にも二にも「利益率の低下」につきるだろう。
フリー店の場合、最低メンバーと呼ばれる従業員を3人常勤させねばならない。いうまでもなく、お客が一人で来店した場合にゲームを始められないからだ。なので、お客さんが来ようが来るまいが3人分の人件費はつねに出ていくことになる。逆に言えば、満員御礼となっても人件費が余計にかかるということはないわけだ。詳細な試算はしないが、儲かる店は非常に儲かるわけである。
ノーレート店の場合はどうか。料金形態は個々店によって違いはあろうが、売り上げおよび利益率は、レート有りの店とは比べ物にならないだろう。要するに儲けが減る。賭け麻雀だから払ってもらえていたゲーム代が、ノーレートだと成立しなくなるということだ。

つまり、ノーレートにすることで利益が減るのならば、やる価値はないということだ。
一見もっともに聞こえるが、レート有りの業界自体が縮小傾向なのである。どこかで舵を切るタイミングが来るのではないか。

数年前の話になるが、ノーレートのお店が開店してから収益化するまでに2年かかると聞いたことがある。その間の運転資金を確保しなければ、ノーレート店は開けないということになる。
それほど大変にもかかわらず、現在ノーレート店は増えつつある。やはり先見性のあるオーナーはいるということか。考えてみれば収益化まで2年といっても、まともなビジネスならざらにある話である。先に述べたように、ノーレート市場はこれから大きくなる。既存のレート有りのお店は、失礼ながら濡れ手に粟の商売からは離れられまい。

とすれば、麻雀の新しい可能性を拓くのは既存の雀荘組合などではなく、まったく新しいところから現れるのかもしれない。

※この記事は旧ブログ同名記事の再掲です。




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2015-06-26 | Posted in よもやま, 雀荘業界No Comments » 

 

雀荘業界の未来

カジノ法案が成立しても、パイの小さな雀荘業界にはさほど影響はないであろうことは先日の記事で述べた。

それでは雀荘業界が生き残るには、どのような戦略をとるべきか。

筆者の答えは「レートの排除」である。つまり賭け麻雀を捨て、業界全体が「ノーレート」の推進に舵をとるという意味だ。

大きな流れで言うと、雀荘業界のピークである昭和40年代から現在にかけて、麻雀は「低レート化」の道を歩んできた。一部のお金持ちや、特殊な人種のものから一般大衆へと浸透するには、低レート化は必然の流れであった。現在は1000点50円ほどのレートで遊ばせる店、いわゆる「テンゴ雀荘」が主流である。しかし主流とは言っても、全体からみると店舗の減少は止まらず、衰退の途にあるのは明白である。



ところで一方、お金を賭けない「ノーレート店」や高齢者向けの「麻雀教室」などは盛況なのである。
麻雀を打ちたい人、覚えたい人は増えていることは過去にも述べた。
レート有りの雀荘チェーン店でも、一部の店舗ではノーレートとしている店もある。
筆者はこの流れを、業界全体で推し進めすすめることが雀荘業界の生き残る唯一の解であると考えている。

それは先に挙げたお客の動向からも明らかなのだが、しかしながら業界全体からは、どうも積極的な動きは見られない。なぜか? 答えは明白である。「賭け麻雀の方が儲かる」からだ。

東京都の場合、麻雀店は1人頭、1時間に600円以上のゲーム代をとってはいけないと条例で定められている。単純に、8時間遊ぶと4800円程度の料金がかかることになる。しかし、ノーレート店だとそうはいかない。お店の方針にもよるが、1日打ち放題で3000円程度が常識的な上限だろう。雀荘はもちろん営利目的で運営されているのだから、このことをもって責めるわけにはいかない。しかし、部外者から見ると目先の売り上げに囚われすぎているようにも見える。



というわけで、現実の雀荘業界の動きは筆者の考える未来とは違う方向を志向している。つまり「賭け麻雀の合法化」を目指しているのだ。

筆者も麻雀の扱いが「非合法なギャンブル」から「合法なゲーム」へと変わることを望んでいる点は同じである。しかし、業界の動きは「ギャンブル」それ自体を合法化とするよう法改正を求めていくそうである。

しかし残念ながら、彼らの努力は徒労に終わるだろう。なぜならば、ここでカジノ法が立ちはだかるからだ。

カジノ法案の根幹は「非日常のリゾート空間でのみ、ギャンブルが合法的に楽しめる」ことを売りとしている。ところがカジノだけでなく、街中の雀荘でも合法的にギャンブルができるとなれば、同法との整合性がとれなくなってしまうのだ。

ゆえに私は「賭け麻雀合法化」は露と消える可能性が高いと思う。

念のために付け加えるが、私は賭け麻雀自体を好きではないが、否定はしていない。しかしそれはやはり、仲間内でのみ行われるべきことであろう。雀荘側が客同士をセッティングしてしまうと、管理賭博を否定できなくなってしまう。

私の愛する「麻雀」が「違法賭博」のレッテルから逃れられるのは、いつのことになるのだろうか。

※この記事は旧サイトの同名記事を再考・加筆したものです。




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2015-06-24 | Posted in よもやま, 雀荘業界No Comments » 

 

カジノ法案が与える雀荘業界への影響

ここ10年以上、出ては消えるを繰り返してきた日本のカジノ構想が大きく進展するかもしれない。産経ニュースweb版に次の記事が出たのが2日前だ。

(以下引用)
 カジノ合法化を目指す超党派議員連盟(会長・細田博之自民党幹事長代行)は18日の総会で、政府、与党が24日までの今国会会期の大幅延長を検討しているのを踏まえ、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案の成立を目指す方針を再確認した。
(引用ここまで)

カジノ法案が成立した場合、パチンコ・パチスロや雀荘などの既存のギャンブル業界に与える影響はいかなるものとなるだろうか。

結論から先にいうと、短期的には大きな影響はなく、長期的にみれば業界を殺すものとなる、というのが筆者の見解だ。

理由は3つ。

まず1つには、カジノは雀荘とは競合しないという点が挙げられる。

日本のカジノ法案は「カジノを中心としたIR設備の推進」が眼目となっており、カジノ単体の設備が町中に作られることはない。これが意味することは、現在のパチンコ店や雀荘のようにカジノが許可されるのではないということだ。

つまり単純な競合施設とはならず、カジノでプレイしたい人々はラスベガスなどのように、日常から隔絶された場所に建設された施設に行く必要があるということだ。
またギャンブル依存症を警戒する(という名目で)厚生労働省から横槍が入り、日本人立入禁止になる可能性もある。ゆえに、単純にパチンコ店や雀荘の客がカジノに奪われる可能性は低い。さらに、カジノに麻雀という種目が導入される可能性はほぼゼロである。麻雀はカジノの種目としては時間がかかり過ぎるし、ルールも比較的複雑である。なので麻雀をプレイしたい人は雀荘へ、という構図が変わることはない。

もっともパチンコ・パチスロ業界も雀荘業界も、現在は凋落の一途をたどっているのが現状である。逆風の風向きが変わるわけではないのだが。

2つ目は、産業規模の問題である。

カジノ計画が進行すると、雀荘という存在の扱いはどうなるのか? という疑問がわく。
レジャー白書によると、2013年の雀荘業界の市場規模は560億円とあり、これはパチンコ業界の18兆8000億円と比較して3桁も少ない数字である。

はっきりいうと「こんな小さい業界の話は誰も取り上げないだろう」というのが筆者の感想である。つまり何も変わらない、のである。むしろパチンコ店の、三店方式の扱いの方が俎上に上げられる可能性の方が高いだろう。

3つ目は、大衆の意識の変化である。

首尾よくカジノが開業した場合、10年後には社会はどうなっているだろうか? 「ギャンブルを楽しみたい人はカジノへ」という新常識が浸透すると、私は人々の意識にある変化が起こると思う。

「雀荘はカジノじゃないのにギャンブルできるところ」=異端の存在、という意識が芽生えるのではないか。

今現在もグレーな存在であるのに、カジノという「合法な=白い」存在ができることによって、さらに雀荘の黒さが際立つことになる。そしてそれは客離れへと繋がり、結果として「業界を殺すもの」となると考えられるのだ。
多くの人は、自らすすんで違法行為に手を染めたいとは考えないものだ。ゆえに筆者は、雀荘業界が生き残る道は「合法化」以外にないと考えている。

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2015-06-20 | Posted in よもやま, カジノ, 雀荘業界No Comments »