2015-10

雀荘業界の求人事情

先日、とある麻雀業界関係者に話を伺う機会があった。
その方は雀荘経営にはタッチしてはいないが、複数の経営者とつながりがあり、話の信憑性は高いと思われる。

いわく雀荘業界の人手不足は深刻で、そのことが原因で廃業する店舗がほどなく出てくるであろう、とのことである。
人手不足は雀荘に限った話ではないので、そのときは「そんなものですか」などと受け流していたが、後に考え直してみると雀荘独自の理由があるのではないかと思えてきた。

その前に、求人をめぐる概況を考えてみよう。
2014年11月以降、有効求人倍率は1倍を超えて、今年に入っても上昇傾向である。おおざっぱにいうと「アベノミクス」による景気回復の効果だろう。おもに飲食・運送・建設などの業界で人手が不足し、2020年のオリンピックのインフラ整備までこの傾向がつづくとみられているようだ。

人手が足りないなら、従業員の賃金は上がるはずだ。待遇を改善しなければ人が集まらないのだから、当然だ。しかし自分の周りでも給料が上がった人の話はあまり聞かない。実際実質賃金は前年比マイナスである。むしろ下がっているのだ。これはなぜか?これに対する答は、「非正規社員が増えて労働人口が流動化したため、雇用は増えたが実質賃金は上がらない」とい
うことのようだ。

話を元に戻そう。雀荘業界に限っては先述したような話以前の問題が大きい。

働く側から見た雀荘業界は、かなり異様に見えるのではないか。
なにしろ「お客と金銭を賭けて麻雀を打つのが業務内容」「業務として麻雀を打つ時のゲーム代は自腹」「勝ち負けの金銭負担も自腹」「深夜勤務当たり前、ただし割り増し手当てとかは知らんからね」というのが常態化しているのだから、この条件で働きたいと思う人がなかなか見つからないのは当然といえば当然だろう。

なにしろ、少し麻雀に負け続けたら給料を前借りするハメになってしまうのだ。働いているはずが借金を背負うことになった、などというケースも多々あろう。
雀荘経営者は人手不足云々の前に、労働条件を考え直すべきではないか。
もっとも、大手チェーン店などはゲーム代バックや深夜手当てなどは大分改善されているようではある。この点でも、昔ながらの個人店とチェーン店では一線を画されている。

条件面以外にも、働く側から見た雀荘業界には大きな壁がある。
そもそも「お客と金銭を賭けて麻雀を打つ」こと自体が違法行為であるということである。お金を賭けることが正しいか悪いかではない。現在の法律には反する行為だということは、そこで働く人に少なからず抵抗を覚えさせるには十分であろう。

私の結論は次のとおりである。

人手不足が叫ばれている世の中で、運が悪ければ手が後ろに回るような労働環境で働こうという人は皆無であろう。賃金を上げることで、いくらか改善の余地はあるかもしれないが本質的な解決にはならない。法律が改正されて、レートの乗った麻雀が合法化されるか、ノーレート店に鞍替えするかの二つに一つ。選択肢は、このどちらかしかないのではないか。

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国士無双

2015-10-20 | Posted in よもやま, 雀荘業界No Comments » 

 

介護と麻雀の裏事情

少し前に“カジノ型介護施設”を神戸市が規制するというニュースがありましたが、兵庫県でも同様に可決されました。

(以下MBSニュースより引用)
“カジノ型”介護規制条例可決 神戸市に続き兵庫県も
パチンコなどの遊技を主なサービス内容とするカジノ型介護施設を規制する条例案が、神戸市議会に続き、兵庫県議会でも可決されました。
カジノ型デイサービスは、パチンコやマージャンなどの遊技を主なサービス内容として提供する高齢者向けの介護施設で、神戸市議会では先月、ギャンブル依存につながる恐れもあるとして、規制する条例が成立しました。
兵庫県でも県内でこうした施設が新設される動きがあったことから、知事が規制する方針を示していました。
10月9日午前成立した条例改正案では、デイサービスのほか特別養護老人ホームなども対象にしていて、カジノ型だと判断されれば県が指導を行い、従わない場合は介護事業所の指定を取り消すということです。
都道府県としては全国初の規制で、新しい条例は今月13日に施行されます。(引用ここまで)

個人的には、麻雀とパチンコはまったく違う種目だと思うのですがそれはそれとして。最近NPOで働いている人の話を聞くことがありました。

ものすごく端的に言うと、デイサービス型介護施設には高齢者は通わなければならないのですが、なにかしらのアミューズメントを用意しないと施設に来てもらえないという事情があるようです。

当然、利用者がいないと施設としての存在価値が疑問視されてしまいます。そこで苦肉の策として“カジノ型”デイサービスというものが生まれた、といえそうです。

要するにニーズがないところに設備を維持させようとするために、このようなサービスが出来たというのが真相なのです。

麻雀が高齢者の認知症防止によいことは、多くの医師が認めているところです。高齢者向けの麻雀教室も増加の一途をたどっています。デイサービスとは施設に通ってもらうことを前提としていますが、そもそも通うことが出来るなら介護を受ける必要はあるのでしょうか。

介護に掛かる保険料は増加するばかりなのですから、必要か否かが不明な施設に予算を割くのはやめてしまうのがよいかと、私は思います。麻雀を楽しみたい高齢者たちは麻雀教室に通えば、八方丸くおさまるのではないでしょうか。パチンコなどは近年はゲームセンターで遊ぶこともできることですし。国の予算の使い方には慎重になってもらいたいものです。

2015-10-19 | Posted in よもやま, 雀荘業界No Comments » 

 

「近代麻雀」11月15日号レビュー(※ネタバレあり)

cover
今回はあまり発売まもなくレビューすることができました(それ以外の記事を全然あげられてませんが…。)。今回も私(根来)個人の琴線に触れた部分を記していきたいと思います。あくまで個人の感想ですので、おおらかな気持ちで読んでいただければ幸いです。

表紙の傀さんが、いつものCGチックなイラストからマンガそのままの傀さんに変わっていますね。色彩も良い感じでかっこいいと思います。こういう地道な営業努力が実を結ぶとよいですね…。

巻頭カラー「極上の雀荘メシ」
こういう記事は惹かれますね。「孤独のグルメ」や竹書房的には「ラーメン小泉さん」などのヒットで空前のグルメブーム(?)ですから、こういう企画は当然あってしかるべきでしょう。「Jango」のうどんと「Dice」の麻婆丼は食べてみたいです。

「鉄牌のジャン!」
鳴り物入りの破天荒な主人公というふれこみの割には、ふつうの雀荘同士の営業合戦モノになりそうで、私の感想としてはスケールダウン感が否めません。ビジュアル的な工夫は施されていますし、悪くはないのでしょうが、イマイチ気持ちが乗らないのは単に好みの問題なのでしょうか…。

「雀荘のサエコさん」
単行本2巻が発売だそうでおめでとうございます。で、今回は麻雀大好き力士の登場。いつもながら高レベルで安定して面白いです。

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「かっぱがれ」
編集部内のドロドロした人間関係が読み取れたところは生々しくて、ドキュメンタリー的な意味でプラス評価です。しかし、やっていることは単に常習賭博のルポルタージュなので誉められません。これって誰か通報したらどうにかなるのでしょうか…?

「牌王血戦 ライオン」
「芽殖弧虫」なる単語を初めて知りました。画像検索は決してオススメできません。見なきゃよかった…。
すべての鍵を握る「サイバー杯決勝戦」へのつなぎの回ですが、話の盛り上げ方が上手く、麻雀シーンがなくても面白く読めました。

「ゲーム パンズラ」
つっこみどころ満載のゲスト作品。
02
※麻雀マンガです。
03
「どっちだ~!!?」
とか言われても、正直まったくどうでもいいです。
負けたら人質のパンツが下ろされる(だけ?)という、脱衣麻雀の変形のようなルール。
これを前後編でやる意味あるのでしょうか。甚だ疑問ですが、エロ系作品の支持層もいるということでしょうか…。

「鉄鳴きの麒麟児」
フィルさんがお目覚めで、戦いは一気に盛り上がりますねー。
01どストレートな煽り合いですが、麻雀マンガは「勝負モノ」ですからこういうのは欠かせません! 文句なく今号のMVPです!

「麻雀小僧」
なかなか主人公が麻雀を打たないので、フィーチャーしておりませんでしたが、私個人的には押川作品は大好きで、毎号押川節を楽しみにしております。今回登場した古屋の「殺し麻雀」はなかなかよいですねー。キャラクターによって打風を描き分けなければならない麻雀マンガにおいて、特徴付けをするのは結構大変だと思うのですが、そのへんはさすが押川先生、ぬかりありません。親の一人ノーテンという象徴的なシーンで、それを見事に描写しております。たいへん面白いです。

「モリソン」
バイオレンスな世界観とは裏腹に、緻密にねられた闘牌シーンはお見事です。モリソンがひるんだスキを見逃さず、すかさず一撃をくらわすヒル蔵。ツモリ三暗刻に打っておけば…、というのはよくありますが、効果的に描かれていると思います。とても面白いです。

「むこうぶち」
ここ何回か、強敵らしい強敵が登場していないのが若干不満ではありますが、野上の秀さんが出てきたのでヨシとしましょう。

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2015-10-16 | Posted in レビュー, 近代麻雀No Comments » 

 

近代麻雀11月1日号レビュー (※ネタバレあり)

最近なんだか忙しくなって、更新が滞りがちで恐縮です。おかしいなぁ、時間に余裕のあるセカンドライフで悠々自適にブログを更新する日々をおくるはずだったのに…。

そんなこんなで、本日は8日。発売からはや1週間が経過してしまいましたが、内容に切り込んでいきましょうか。
付録DVDは見たことがないのですが、今号の「雀荘看板娘コンテスト」はちょっと見てみたくなりました。

「アカギ」278話
なんと前回鷲巣がツモった牌が黒牌であったことが判明! 正しくは「前回キッチリとが透明牌で描かれていたのが、誤りであったことが判明」ですね。17年を超える「鷲巣麻雀編」で最も描き間違えてはいけない牌を間違えてしまったようです
黒牌ならば、アガリ牌の可能性もあります。
ためにためて、ツモった牌は…
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じゃーん、イーソーでした! ツモアガリ! 鷲巣麻雀編、完ッ!!
と思いきや、悲しいかな鷲巣様は幻の鳳凰を見ていたのでした!
鷲巣はアガリ目がなくなったために、大三元とかに向かうのでしょうか…?
決着はまだ先のようですね…。

あとはダイジェスト「今号のオモシロフェイス」でお茶を濁したいと思います。
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まずは「鉄鳴きの麒麟児」から湯鳥。いい負け顔ですね。
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続いては「むこうぶち」から中野のマンション麻雀の店長。悪い顔になりました。「むこうぶち」はこうでないとオモシロくありません。
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読み切り作品「ロングナイト・サファリ」から師匠が弟子を狩るシーン。立場が逆転する見せ場のシーン。面白く読めました。
1101_04
「かっぱがれ」より。うざいです。
1101_06
「でかぴん麻雀入門」より。感情が表情を超えています。これが天才の仕事というものですか。

今回はこのへんで。

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2015-10-08 | Posted in レビュー, 近代麻雀No Comments »